【2024.8.11更新】

都立高入試では、
通知表300点、試験720点、合計1020点です。

例えば、学校の通知表で、数学の2が3に上がったとします。
これは、入試1020点満点中で約4.6点上がったことになります。

つまり主要5科目について、
「通知表で1アップ=入試で約4.6点アップ」 です。

一方、1020点満点の入試では、入試問題1問が約5.6点です。

まとめると、
(通知表で1アップ)<(入試問題1問)ということです。

以上より、次の2つのことが言えます。
(1)入試の1問ミス(5.6点減)は、通知表が1下がること(4.6点減)より減点が大きい。
(2)通知表で1下がっても、入試で1問正解を増やせば取り返せる。
ということです。

ここをきちんと理解していないと、学校の通知表ばかり気にして、入試対策がおろそかになってしまいます。特に中3生は、入試対策を重視する必要があります。

ただし、私立高校は通知表の数値によって出願できるかどうかが決まるので、私立高を志望校としている生徒は通知表も大事です。

生徒にはこの事実を伝えるタイミングが大切です。しかし、保護者様には知っておいてもらいたいことです。